【エリマキ杯 準優勝構築】バレルクレセニンフトドン(大嘘)
エリマキ杯にて予選4試合全勝で最終的に準優勝できた構築の紹介です。
自分が勝ち進むことよりも、運営として大会を成功させることに重きを置いていたので、まさかこのような結果になると思っておらず、素直に嬉しかったです。
【構築経緯】
今大会は使用可能ポケモンが30匹と非常にプールが狭いが、普段のダブルレーティングバトルでは見たことのないポケモンだらけという意味不明なルール。
このような使用可能ポケモンが少ない制限ルール(例:トリック・オア・トリート!?/シンオウダービーなど)では、予め勝ちパターンや考えられる試合中の立ち回りをいくつか用意しておき、やりたいことを押し付ける構築が強いと個人的に考えています。
エリマキ杯の開催を発表し、どのような構築を使おうか考えている時に今大会ルールでのフレ戦をShowdownで見る機会が何度かありました。使用構築の多くがオニドリルやケンホロウが追い風をして上から殴るといったもののように感じ、私はトリックルーム展開から高火力を押し付けていく構築にしようと決めました。
はじめはマスキッパ+チリーンでいかりのこな+トリックルームをし、その後チリーンで重力をしながら、後発のサニーゴの特性はりきりによって攻撃力の上がった岩雪崩を打つというものを考えていましたが、トリックルーム下ではチリーンに黒い鉄球を持たせないとサニーゴよりも先に動けない、そもそもチリーンに重力を入れる技スペースがあるのか怪しい、重力状態でないと攻撃を当てれる保証がないポケモンを使うのは安定しないと言った点から、いかりのこな+トリックルームの展開は残しつつ後発の高火力を押し付けるポケモンを変更することにしました。
まず最初に目を付けたのはエネコロロ。特性ノーマルスキンによって7世代からノーマル技の火力も上昇(1.2倍)するようになりました。このポケモンにはニンフィアのように全体技で相手の体力をゴリゴリ削ってもらう役割を与えることにしました。
最後の一匹に選んだのはナマズン。エネコロロで削り切れなかった相手の残り僅かなHPを全体技で削りたかったので、威嚇の影響を受けない特殊全体技である濁流を覚えるこのポケモンを選択しました。
「先発マスキッパ+チリーン、後発エネコロロ+ナマズン」これ以外の選出をするつもりがなかったので残り2匹は見せポケとして仕事が出来そうなポケモンにしました。
【個別解説】
性格:勇敢
実数値:181-167-92-*-93-45
努力値:252-252-0-*-4-0
特性:浮遊
持ち物:気合の襷
技構成:パワーウィップ はたき落とす いかりのこな 守る
調整:HAぶっぱ残りD
先発でチリーンと並べて、いかりのこなで自らに攻撃を集中させながら安全にトリックルームを張らせます。
相手の先発に猫だまし持ちがいた場合、初手は両守るから入ります。
基本的にはトリックルームを張るターンに落ちてしまいますが、生き残った場合でも自身の素早さがかなり低いため、パワーウィップやはたき落とすで充分に仕事ができます。
とても優秀なカスタネットだった。
チリーン
性格:生意気
実数値:181-*-114-115-143-63
努力値:244-*-108-0-156-0
特性:浮遊
持ち物:メンタルハーブ
調整:B→忘れてしまいましたが、グラエナの何かを耐える調整だった気がします
D→11n
このルールのクレセリア(?)。
先発でマスキッパと並べ、マスキッパを犠牲にトリックルームを張ります。
その後は味方に向けて手助けを使うだけ。
攻撃技がないといざという時に困るのでサイコキネシスを採用。
持ち物は防塵ゴーグル+挑発を警戒してメンタルハーブ。
いかりのこなの影響を受けないマスキッパの眠り粉を考慮してラムの実にするかは最後まで悩みましたが、結局どちらにも遭遇しなかったので回復系アイテムでも良かったかもしれないです。
思ったより硬い風鈴だった。
性格:冷静
実数値:177-85-86-117-75-85
努力値:252-0-4-252-0-0
特性:ノーマルスキン
持ち物:拘り眼鏡
技構成:ハイパーボイス 破壊光線 めざめるパワー(地) ふいうち
調整:HCぶっぱ残りB
このルールのガルーラでありニンフィア(?)。
マスキッパが犠牲になった裏から登場する子猫ちゃん。
手助け+眼鏡ハイパーボイスの威力は強力でORAS時代の眼鏡ニンフィアを彷彿とさせます。
攻撃の通りを考えるとめざめるパワーは格闘の方が良いと思いましたが、厳選が大変なので妥協しました。
この子猫ちゃんがたくさん鳴けば鳴くほど勝利につながります。
可愛かった。
性格:冷静
実数値:201-*-109-140-92-58
努力値:124-*-124-252-4-0(余り4)
特性:どんかん
持ち物:こおりZ
技構成:濁流 大地の力 冷凍ビーム 守る
調整:B→Aぶっぱダストダスのタネ爆弾を75%の確率で耐える
このルールのトリトドンあたり(適当)。
エネコロロが倒しきれなかったポケモンを倒すのが主な役割です。
濁流を覚えることが採用理由だと構築経緯で書きましたが、濁流を選択しなくても勝てそうな試合では極力命中率100%の技を選択するようにしました。
濁流は全6試合を通して2回ほどしか使っていないです。
また、100%と言っても過言ではないほど相手のマスキッパを呼ぶので、トリックルーム下でマスキッパの上から冷凍ビームZ(威力175)を叩き込んでいきます。
これが面白いように決まってくれ、狙い通りにいきました。
吹雪Zにするかは悩みましたが、普通の冷凍ビームを打った試合が1試合あったので結果オーライだったと思います。
エネコロロから草結びが飛んで来たときはヒヤッとした。
見せポケ1匹目。
選出段階で相手に追い風展開も考えさせたかったということと、マスキッパ(ドリルくちばしが刺さる)とトリデプス(ドリルライナーが刺さる)をなるべく呼びたくなかったのでこの鳥を採用しました。
あとSが100なので相手のS101以上のポケモン(ダグトリオR/バオッキー/ヒヤッキー)を呼びやすくしたかもしれません。
見せポケ2。
相手のチリーンにトリックルームを返されたりするのが嫌だったので、チリーンを選出させづらくするために採用しました。
こちらのグラエナに対抗するために相手もグラエナを選出してくるということも狙いました。
理由としては、相手にグラエナを選出された場合、こちらの戦術には悪い影響はあまりなく、寧ろ苦手なポケモンが出てくる可能性が低くなるためです。
【選出】
先発:
後発:
全試合これでした。単純かつ強かったです。
【最後に】
初めての大会主催&運営だったのですが、参加者皆様の協力のおかげで良い大会になったと思います。本当にありがとうございました。
大会の終わり際に第2回を7月22日に行うと告知してしまいましたが、私事により延期することにしました。大変申し訳ありません。8月いっぱいまでには開催できたら良いと考えています。その時は何卒よろしくお願いいたします。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
【バトルビデオ】
・準決勝
・決勝戦